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「警察の介入防止が第一」、事故調で羽生田副会長

スペシャル企画 2013年4月2日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会副会長の羽生田俊氏は、3月31日の日医定例代議員会で、“医療事故調”に関する質問に対し、「事故調査への警察の介入をいかになくすかが、重要な論点。そのためには、社会や国民が納得できる制度にすることが大切。医療界が自律的に取り組んでいくが、自律的であるが故にどこまで厳しく公正にできるかが、社会に対する説得のカギになるだろう」との基本的な考えを示した。 現在の検討状況については、「日医の基本的考え方として、院内事故調査に重点を置くことが前提だが、第三者機関についてはその結論をはっきりと示すことができる状態ではない。今後、他の医療関係団体などとも議論を重ね、最終案に向けて議論していく」と羽生田氏は述べ、2012年12月に発足した「医療事故調査に関する検討委員会(プロジェクト)」の議論は2013年度も継続するとしたものの、結論を出す時期には言及しなかった。 日本医師会副会長の羽生田俊氏は、“医療事故調”の議論の目的は、警察の介入の排除であると繰り返し強調した。 「日医案、医療側の言い分が過ぎる面もある」 “医療事故調”について代表質問したのは、静岡県代議員の紀平幸一氏。紀平氏は、昨年秋...