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医師配置は「日医が主導する」、横倉会長

スペシャル企画 2013年4月2日 (火)  池田宏之(m3.com編集部)

日本医師会会長の横倉義武氏は3月31日の第128回日本医師会定例代議員会で、医師偏在について、国が持つ現状の制度を活用しながら、今年1月に公表した「医師養成についての日本医師会の提案(第3版)」で提案したシステムの実現を目指し、最終的には医師会主導で適正配置を目指す考えを説明した(『「都道府県に研修先の調整機関を」、日医』を参照)。北海道の代議員、宮本慎一氏の代表質問に答えた。 日医の横倉会長は、国による医師派遣は、「日医が意思決定プロセスに参加するシステムでないといけない」との認識を示した。 宮本氏は、北海道医報で、医師会員や行政、自治体などの考え方を特集した際、医師会会員から「医師の法的配置や規制」や「開業規制」「医局制度の復活」などの提案が出たことを紹介。宮本氏は「医師配置の実権を行政が握ることの議論は別にして、開業規制などの意見が出るのは地方医療の窮状、医師不足・偏在に対するいらだたしさの裏返し」と指摘し、日医の考え方を問い質した。 「日医が医師配置主導できる」 答弁に立った横倉氏は、最初に地域や診療科ごとの医師偏在を「地域医療再生のための最大の課題で、障壁」と述べた。横倉氏は...