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外科学会、医師法21条の改正を要望

レポート 2013年4月14日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

4月12日の日本外科学会定期学術集会の特別企画「安心かつ確実な医療体制の確保―医師による医療事故調査制度と無過失補償制度の創設に向けて―」で、司会を務めた、同学会理事で医療安全管理委員会委員長の松原久裕氏(千葉大学先端応用外科教授)は、日本外科学会として医師法21条の改正要望を、厚生労働省に近く提出する予定であることを明らかにした。3月の理事会で了承を得たという。 日本外科学会理事で医療安全管理委員会委員長の松原久裕氏(左)は、医師法21条について要望を出す予定であることを説明。 この4月に厚労省医政局総務課医療安全推進室長に就任した大坪寛子氏は、「医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会」の今後の進め方について、「次回4月18日の会議では骨子案のようなものを提案しながら、議論する。これまでは丁寧にヒアリングしてきた。ある程度、論点が見えてきているため、おおむね了解が得られている部分はそのまま了とし、なお議論があるところを詰めていく」と説明。さらに、「急ピッチで検討会を進めていく」と付け加え、2012年2月の開始以来、進みが遅かった検討部会の議論を加速させる意向を示した。 ...