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専門医の第三者機関、「高久氏と金澤氏が音頭を」

スペシャル企画 2013年5月20日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

仙台市で開催された第4回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会の5月19日の特別シンポジウム2「どうする 総合診療医の認定と育成」で、日本専門医制評価・認定機構理事長の池田康夫氏は、「高久先生や金澤先生に音頭を取っていただき、中立的な第三者機関の設立に向け、準備を進めるのがいいのではないか」との考えを示した。 高久氏と金澤氏は、日本医学会の会長と副会長で、厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」の座長と座長代理をそれぞれ務めた。同検討会が4月にまとめた報告書では、専門医の認定や研修プログラムの評価・認定を行う中立的な第三者機関の設置を求めている(『「医師不足」消える、専門医制度の最終報告』を参照)。 「これまでの専門医制度は、学会が中心となって作ってきたが、専門医の認定や標準化などを考えた場合、学会が全て実施するのは利益相反になる可能性も出てくる。専門医を公のものにするためにも、中立的な第三者機関が認定することが必要」。池田氏は第三者機関設立の必要性についてこう説明し、「日本専門医制評価・認定機構が移行するのではなく、第三者機関が新たに設置される。第三者機関への国の関与は最低限とされ...