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家庭医療専門医、研修プログラムを改訂

スペシャル企画 2013年5月21日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本プライマリ・ケア連合学会は5月17日の理事会で、「家庭医療専門医」の後期研修プログラムの改訂を承認した(以下、「Ver2.0 プログラム」)。翌18日に仙台市で開催された、同学会の第4回学術大会で公表された。厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」は、2017年度から総合診療医を基本領域の専門医の一つとして位置付ける報告書をまとめている(『「医師不足」消える、専門医制度の最終報告』を参照)。今後、専門医の認定等を行うために新設される第三者機関で、「総合診療専門医」の研修プログラムも検討されることになるが、今回の「Ver2.0 プログラム」がその際のたたき台になると見ることもでき、その内容や今後の運営の在り方が注目される。 前野哲博氏は、専門医制度の見直しについて、「後期研修が必修化されたことと同じ」と見る。「総合診療医の専門医化については、プライマリ・ケア連合学会とし貢献していきたい}(前野氏)。 「Ver2.0 プログラム」の作成を担当した、同学会副理事長で、筑波大学地域医療教育学教授の前野哲博氏は、「国の検討会が、長年の議論を経てまとめた今回の結論を、大変重く受け止めている...