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「皆保険が崩壊したら海外へ」は3%◆Vol.16

医師調査 2013年6月5日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

もしTPPで、国民皆保険が崩壊した場合、海外と国内、どちらで働くか。 医師「究極の選択」としてQ.10で、もしTPP(環太平洋経済連携協定)で、国民皆保険が崩壊した場合、海外と国内、どちらで働くかをm3.com医師会員に聞いた(調査概要は、『混合診療に否定的、9割弱に上る◆Vol.1』を参照)。 全体を見ると、「米国等、日本以外の国で働く」としたのは、わずか3.0%、「日本に残る」とした会員が97.0%に上った。「日本以外」と回答したのは、勤務医で4.0%、開業医で2.0%となり、勤務医が若干多いものの、大差はなかった。 「日本以外」と回答した医師の自由意見では、「日本に縛られる理由はなく、働きやすい環境を追求すれば良い」「米国では、今後医師不足になる」といった意見や、「日本の医師の給与が低すぎる」という現状に対する不満も見られた。「日本」を選択した会員の自由意見として、最も多かったのは、言語や力量、年齢を理由として「海外でやっていける自信がない」という回答。また、「日本の医療を支えるために医師になったので飢死してもやる」「医師をいつ辞めても良い」という回答もあった。 主な自由回答は以...