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暴言の6割は脅迫・恐喝に発展する◆Vol.3

医師調査 2013年6月7日 (金)  島田 昇(m3.com編集部)

Q.6 「暴言」は、次のどの程度の内容でしたか(複数回答可)。 患者やその家族に暴言を言われたり、暴力を受けたことがある医師に対し、暴言の程度について聞くと、「理性を失い、声を荒げてのクレーム」が65.8%で最も多く、「怒声を伴う脅迫や恐喝」が39.2%で続いた(複数回答)。理性を失って声を荒げる暴言が圧倒的多数を占めていた。続いて「理性は失っていないが、強い口調でのクレーム」(35.4%)、「口調は強くないが脅迫や恐喝する内容」(21.9%)などの順で、「怒声を伴う脅迫や恐喝」と「口調は強くないが脅迫や恐喝する内容」の合計は61.1%で、暴言の6割は脅迫・恐喝に発展していた。 「その他の」自由回答では、「口調は強くないが、社会的な場面では通常しない表現」(国公立病院勤務、40代女性)、「下足箱に『出ていけ』の切り文字投書」(国公立病院勤務、50代男性)、「酔っていて自由に暴れていた」(国公立病院勤務、40代男性)、「他の患者の診察中にも入ってきた」(開業医、50代女性)などの事例が寄せられた。 【掲載スケジュール】 Vol.1◆医師の8割、暴言・暴力を経験 勤務医の方が開業医より頻度...