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日医執行部の経験生かし参議選へ - 羽生田たかし・日本医師会副会長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2013年6月7日 (金)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

参議院議員選挙が約1カ月余りに迫った。日本医師連盟の組織内候補として、自民党から立候補を予定しているのが、日本医師会副会長の羽生田たかし氏。羽生田氏は2000年に日医執行部に入り、長年、日医幹部として活躍してきた。今秋にはさまざまな改正事項が盛り込まれた医療法改正法案の提出が予定されているほか、安倍政権は、医療を成長戦略の重要な柱として位置付けている。TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加もあり、医療政策が重要な局面を迎えている現状を、羽生田氏はどう見ているのか。医療や医療政策の現状認識や、政策・理念についてお聞きした(2013年5月28日にインタビュー。計3回の連載)。 ――選挙を前に、全国の医師会などを回られている感触をまずお教えください。47都道府県のうち、何県に行かれたのでしょうか。手ごたえは。 今年1月から活動を始めましたが、既に45都道府県を回りました。次第に熱が入ってきたという感触を得ています。 羽生田たかし氏は、 「その地域に、医師が残るかどうかは、その地域の状況による」と述べ、“地域医療崩壊”ではなく、“地域崩壊”が問題だと指摘する。 ――参院選への立候補を決意された...