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中国、東南アジアなどで海外展開 - 渡邉一夫・一般財団法人脳神経疾患研究所理事長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2013年7月2日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――先生はこの1月に中国を訪問し、講演されています。中国とはどんな連携をされているのでしょうか。 既に北京医科大学、精華大学などと提携を結んでおり、今後(編集部注:インタビュー後の5月末から6月に中国を訪問)は広州の南方医科大学と提携を結びます。1月の講演では、癌の権威者が中国全土から集まりました。 中国の大学や病院と、当院(総合南東北病院)をネットワークでつなぎ、画像を伝送でき、リアルタイムで診断できるシステムの導入を進めています。うちには既に陽子線治療センターがあり、まず画像を診て、治療の適用があれば、実際に患者さんに来てもらう。 「医師、薬剤師、看護師、技師など医療関係者を養成する教育機関も、できれば作りたい」と語る渡邉一夫氏の事業意欲は衰えない。 ――中国の幾つの病院と提携されているのでしょうか。 上海は2つ、浦南病院と、頭頸部の癌治療を数多く手がける上海交通大学医学部附属第九人民病院。江蘇省の南京医科大学、北京大学医学部、精華大学です。これらの一部とは、既に画像伝送システムを構築しています。2008年の四川省の大地震や、尖閣諸島問題などがあり、連携が遅れている面もありますが、...