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日医“事故調”案、「8割以上の賛成得られる」

レポート 2013年6月12日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会は6月12日の定例記者会見で、「医療事故調査制度の実現に向けた具体的方策について」を公表した(資料は、日医のホームページ:PDF364KBを参照)。日医の「医療事故調査に関する検討委員会」の答申を受け、6月11日の日医常任理事会で了承された内容だ。 担当常任理事の高杉敬久氏は、「厚生労働省の検討部会の骨子は、われわれの意見をよく取り入れた内容になっている」と述べ、5月29日に議論を終えた厚労省の「医療事故に係る調査の仕組み等に関する検討部会」の「とりまとめ」に近い内容であると説明(『院内調査、「外部の医療者の支援」が原則』を参照)。 日医常任理事の高杉敬久氏は、「厚労省の方がスピードが速く、先に取りまとめた」としたものの、厚労省案には日医の考えが反映されているとした。 2012年10月の日医代議員会では、当時日医が検討していた案への異論が相次いだ(『日医、“事故調”案の再考迫られる』を参照)。その後、議論を経て、今回の日医案になったが、高杉氏は、「100%の賛成はない。今でも反対はある。当然いろいろな意見はあるが、厚労省案と日医案がほとんど一緒であるため、8割以上は賛成してく...