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日医綱領を策定、「誠実な実行」を国民に約束

スペシャル企画 2013年6月24日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会は6月23日の定例代議員会で、「日本医師会綱領」(案)を議決、決定した。2000年に定めた「日本医師会 医の倫理綱領」が医師個人の規範であるのに対し、綱領は、日医の組織としての基本姿勢を定めたもの。会長の横倉義武氏が2012年4月の就任時、策定する方針を示していた。 綱領は、「日本医師会は、医師としての高い倫理観と使命感を礎に、人間の尊厳が大切にされる社会の実現を目指す」と掲げた上で、それを実現するための4条文を挙げる構成(下記を参照)。 横倉会長は、「国民の健康と生命を守る専門家集団としての基本理念を掲げ、国民のために何をするのかを明示することは、医師会、医師全員がより良い医療環境を構築するための役割を果たしていくためにも、非常に重要だと考えている」と説明、綱領を基盤に今後、より戦略的な組織作りと広報体制の強化に努めていくとした。横倉会長自身が、4条文を説明したが、その中で、「次年度の改定では、かかりつけ医の評価が重要」「日医の政策実現のために、政治との距離を縮めていく」など、注目発言も行っている。 定例代議員会後、記者会見した日医会長の横倉義武氏は、「綱領は、組織として国...