1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 日医への強制加入、「避けては通れない論点」

日医への強制加入、「避けては通れない論点」

スペシャル企画 2013年6月25日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会副会長の今村聡氏は、6月23日の定例代議員会で、日医の組織率向上のために、医師会加入に対して強制力を持った方策を取ることについて、「非常に重要な、そして避けては通れない論点になると考えている」と述べ、今後検討する方針であることを明らかにした。 今村氏はさらに、前会長の原中勝征氏が代議員会の場で以前、「全員加入の医師会を考えたい」と言及したことにも触れ、「われわれ執行部としては、このことについてどうするのかを改めて議論していきたい」とつけ加え、まず常任役員の中で議論し、必要に応じて日医内に検討の場を設ける方針であることを明らかにした。 2012年11月の勤務医担当理事連絡協議会で、今村氏は、医師会の組織のあり方を、法的な根拠を持つ全員加入の組織から、任意度が高い組織までの「5段階」に整理することができると説明していたが、今後の検討方針などには触れていなかった。今回の発言は、従来よりも一歩踏み込んだものとして注目される(『2013年医療環境、「厳しい」と予想 - 今村聡・日本医師会副会長に聞く』を参照)。 日医副会長の今村聡氏は、日医の組織率向上に向けた考え方を説明。 発言力向上...