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在支診・在支病、アウトカム評価も重視

レポート 2013年6月26日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)が6月26日開催され、在宅療養支援診療所・在宅療養支援病院や、サービス付き高齢者住宅(サ高住)について議論した(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 2012年度診療報酬改定で新設された強化型の在支診と在支病については、緊急の往診や看取りの実績が乏しい医療機関があること、一方で強化型以外の在支診と在支病でも緊急往診等の実績がある病医院があり、この辺りをどう評価するかが、次期診療報酬改定に向けた検討課題。さらに委員からは、在支診と在支病以外についても緊急往診等の実績を評価すべきという意見が上がった。 一方で、強化型か否か、在支診と在支病か否かを問わず、緊急往診等の実績を評価することは、これらの施設基準の形骸化につながるとの懸念も上がった。厚労省保険局医療課長の宇都宮啓氏は、「現在の強化型等の要件をなくすという話ではなく、強化型等の要件を満たしていなくてもある程度、実績があるところをどう評価するかという話。既存の強化型等の要件についても、ストラクチャーだけでなく、アウトカムをどう組み合わせて評価するかという議論になる」と説明...