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「コメディカルの努力が報われない」◆Vol.52

レポート 2013年6月27日 (木)  島田 昇(m3.com編集部)

厚生労働省は6月26日、医師、看護師以外の医療関係職種の業務範囲の見直しなどについて検討する「チーム医療推進方策検討ワーキンググループ」(座長:山口徹・虎の門病院院長)の第11回会議を開催した。看護師による難易度の高い医療行為「特定行為」について、法制化の流れにメドが付けたことから、約1年ぶりに会議を再開(詳細は『看護師の業務拡大、研修制度を創設へ』を参照)。 今秋の臨時国会に向けて、コメディカルの業務範囲の見直しで法整備が必要かどうかなどについて議論する。会議では、「コメディカルの努力が報われない」など、関連業界団体から悲痛の声が述べられた。 会議の議題は関連団体からのヒアリング。理学療法士や作業療法士などコメディカル18団体から成る「チーム医療推進協議会」(代表:半田一登・日本理学療法士協会会長)は、チーム医療を推進するために(1)卒前教育におけるチーム医療教育(連携教育など)の推進、(2)専門職の質の向上のための臨床研修システムの確立と支援、(3)免許更新制度の推進、(4)包括的指示の積極的な運用と活用範囲の拡大、(5)全職種の身分法への「連携」項目の追加――の5項目について要望...