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「混合診療の全面解禁」、3割が支持◆Vol.4

医師調査 2013年7月16日 (火)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.4 日本の保険制度の目指す方向は? Q4では、「日本の保険制度の目指す方向性」を、複数選択で聞いた(調査概要は、「医師過剰時代「来ない」、勤務医の4割◆Vol.1」参照)。参院選を前にした6月の調査では、医師会員から、「国と地方との借金が1000兆円に達しようとしており、現行の国民皆保険の維持は非常に難しいと考えられる。どうしても現状維持なら、消費税の増税、社会保険料の負担増を含む大幅な増税が必要ではないか。日本の医療は、どのような方向を目指すべきか聞きたい」「国民皆保険は事実上解体しているのでは」との声が寄せられていた。 どの回答も3割を超えず、回答はばらつきがあった。その中で最も多かったのは「混合診療を全面解禁して、保険給付の拡大を抑える」の29.7%だった。日本医師会は「混合診療の全面解禁」に徹底的に反対する姿勢を見せているものの、将来的に保険制度維持をするために、「混合診療の全面解禁」を考える医師が3割弱いる結果となった。 僅差で2番目に多かったのは「受診時定額負担制の導入」で28.5%。負担を求める条件については、多様な形態が考えられるが、社会保障制度改革国民会議では、大...