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自民は「実質無回答」、全医連アンケート

スペシャル企画 2013年7月17日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

全国医師連盟は、7月21日の参院選を控え、各政党に対して医療の今後の方向性についてアンケートを実施、このほど公表した(資料は、全医連のホームページに掲載)。7月8日の締切までに回答したのは、日本共産党、生活の党、民主党、自民党、社民党、みんなの党、日本維新の会の7政党(回答順)。 質問内容は、(1)医療、介護に対する基本的考え、(2)保険診療の取るべき方向、(3)看取りの問題、(4)医師養成数、(5)医療機関の再編、集約化、機能分担、(6)医師の労働基準法準拠と医療従事者労働環境改善、(7)医療事故調査――の7点。 大手メディアでは、多数の議席獲得が予想されている自民党について、全医連は「実質無回答(国民皆保険の堅持のみ表明)」と手厳しく論評している。各質問は、提示された選択肢から複数回答する形式だが、7つの質問のいずれも「その他」と回答、(2)についてのみ、「国民皆保険については今後も堅持すべきである」とした。ただし、選挙公約では、「持続的な社会保障制度の確立」を掲げ、「医師の診療科目別・地域別の偏在の是正」「診療所の機能強化」など、具体的な内容に踏み込んでいる(『医師偏在解消を重視...