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スマホでアレルギー疾患管理、筑波◆Vol.6

スペシャル企画 2013年8月5日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

ITが変わる、医師が変わる 第2部:カルテ活用が改革のカギ Vol.1◆カルテ共有で医師淘汰時代に Vol.2◆「MYカルテ」、宮城で実現 Vol.3◆柏プロジェクト、東大の支援で Vol.4◆進化続ける「あじさいネット」 Vol.5◆「命のMICカード」独自開発 Vol.6◆スマホでアレルギー管理 Vol.7◆「1国民、1カルテ」が改革の要 Vol.8◆820万人分の患者DB構築 Vol.9◆レセデータで人工透析減らせ! Vol.10◆最大の課題はマイナンバー 特集ページはこちら 〉〉 患者が日常の健康情報を入力、それをかかりつけ医と地域の基幹病院が共有し、診療に役立てる試みも始まっている。 その一つが、2011年12月からスタートした、「つくば小児アレルギー情報ネットワーク」、通称T-PAN(図1)。筑波メディカルセンター病院が核となり、構築を進め、現在地域の約28の医療機関が参加する。同病院がある「つくば保健医療圏」には、15歳未満の子どもが約4万5000人いるが、小児アレルギーの専門医は少ない。この問題を解決し、病院と診療所、保護者の情報共有のためのツールとなり、医療の質向上に...