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「東大・秋山教授、容疑を否認」、弁護人

レポート 2013年7月26日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

研究費の詐欺容疑で7月25日に逮捕された東京大学政策ビジョン研究センター教授の秋山昌範氏の弁護人の弘中惇一郎弁護士は、7月26日、m3.comの取材に対し、秋山氏は容疑を否認しているとし、「研究費は全て研究費に当てている。新聞で報道されているように、架空の業務発注や私的流用はしておらず、詐欺には当たらない」と説明した。 「今回の件は、秋山氏が儲かる話でも、儲けてもいない。研究費以上にさまざまな費用がかかっており、成果も作っている」。弘中氏は、こう語るものの、起訴は避けられないと見る。「当然、検察は起訴するだろう。このような事件を、こういう(逮捕)形でやって、『勘違いだった』で済む話ではない」。 弘中氏は同日、記者会見を開いているが、「今の段階で会見することはどうかとも思ったが、報道されている内容があまりにも事実とかけ離れているため、会見を開いた」という。 弘中氏によると、秋山氏の家族が経営する会社が、研究に伴うシステム開発などの業務を受注した。「検察はトンネル会社を使って、私的流用したというストーリーを考えているのではないか。しかし、手続き的に問題があったのかもしれないが、実際に研究は...