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レセデータで人工透析を減らせ!呉市◆Vol.9

スペシャル企画 2013年8月8日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

ITが変わる、医師が変わる 第2部:カルテ活用が改革のカギ Vol.1◆カルテ共有で医師淘汰時代に Vol.2◆「MYカルテ」、宮城で実現 Vol.3◆柏プロジェクト、東大の支援で Vol.4◆進化続ける「あじさいネット」 Vol.5◆「命のMICカード」独自開発 Vol.6◆スマホでアレルギー管理 Vol.7◆「1国民、1カルテ」が改革の要 Vol.8◆820万人分の患者DB構築 Vol.9◆レセデータで人工透析減らせ! Vol.10◆最大の課題はマイナンバー 特集ページはこちら 〉〉 糖尿病性腎症等重症化の予防事業で新規透析導入者の減少、後発医薬品の使用促進では年約1億2000万円の削減、重複受診や頻回受診の指導で年1500万円強の削減にそれぞれ成功するほか、薬の併用禁忌のチェックなど医療安全にも取り組む――。 呉市福祉保健部保険年金課課長の原垣内清治氏は、「国保の健全運営と、市民の健康寿命の延伸」という両輪で事業を進めていると説明。 これは、医療費適正化に取り組む“強い”保険者として知られる、広島県呉市国保の実績だ。人口は約24万人(うち国保加入者は約23%)、高齢化率は約31%...