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患者の意識変化で「仕事やりにくくなっている」、7割超◆Vol.12

医師調査 2013年7月31日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

Q12では、「医療技術の高度・専門分化、医療制度の変化、患者の医師の変化などを総合的に考え、『年々仕事がしにくくなっている』と感じるか」を、聞いた(調査概要は、「医師過剰時代「来ない」、勤務医の4割◆Vol.1」参照)。6月の調査では医師会員から、会員から「年々仕事がしにくくなっていないか?」という素朴な疑問が寄せられていた。 Q.12 『年々仕事がしにくくなっている』と感じるか? 全体の結果を見ると、最も多かったのが、「少し感じる」で43.2%となった。「大いに感じる」も2番目に多く28.5%。71.7%の医師が、「仕事がやりづらくなっている」との認識を持っていることが分かった。医療の高度化に加え、医療費を抑える行政の動きや、インターネットの普及で患者の意識が大きく変化していることなど、多くの要因が複雑に絡み合った結果とみられる。 対して、「ほとんど感じない」が8.3%、「全く感じない」が1.4%。仕事のしにくさを感じていない医師は、わずか9.7%で、1割にも満たなかった。「どちらとも言えない」は18.7%。 勤務医と開業医を比べると、大きな差はなかった。ただ、勤務医の方が「大いに感...