「日本専門医機構（仮称）」組織委員会、トップは金澤氏

専門医の評価・認定などを行う第三者機関、「日本専門医機構（仮称）」設立に向けた組織委員会が設置され、8月6日、第1回会議が開催された。委員長には、元日本学術会議会長・金澤一郎氏が就任。計5つの委員会を発足し、定款、役員、組織など「日本専門医機構（仮称）」の骨格を今年10、11月をメドに決定。今年度中の同機構の登記、正式発足を目指す。 「日本専門医機構（仮称）」組織委員会の委員長に就任した、元日本学術会議会長・金澤一郎氏。 厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」は今年4月に、専門医の認定などを行う第三者機関の設置と、総合診療医を基本領域の専門医に加えるという二つを柱とする報告書をまとめていた（『「医師不足」消える、専門医制度の最終報告』を参照）。 組織委員会は、日本医師会、日本医学会、全国医学部長病院長会議、四病院団体協議会、日本専門医制評価・認定機構の5つの団体から成る。運営費は、「これら5つの団体の責任で賄う」（金澤氏）。当面の事務局機能は、医学会と日本専門医制評価・認定機構の二つが担う。 委員長に就任した金澤氏は、厚労省検討会の報告書に言及、「専門医はスーパードクターや、神の...