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「条件が合えば、医師不足地域で働く」

レポート 2013年8月8日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の医道審議会医師分科会医師臨床研修部会(部会長:桐野高明・国立病院機構理事長)は8月8日の会議で、2013年3月に臨床研修を修了した研修医を対象に実施したアンケートの中間報告が公表された。 その結果、「医師不足地域への従事について」の質問に、「条件が合えば従事したい」との回答が55%に上り、「現在、医師不足地域の医療に従事している」の5%を合わせると、6割に上ることが明らかになった。「条件にかかわらず希望しない」は19%にとどまる。 「条件」で最も多かったのは、「一定の期間に限定されている」で43.9%、以下、「自分と交代できる医師がいる」(30.5%)、「診療に関して相談できる上級医や他科の医師がいる」(28.9%)などと続く(複数回答)。 「一定の期間に限定されている」との回答の詳細を見ると、「1年以上3年未満」が48.2%で最多。次が「半年以上1年未満」で36.7%。時期は「卒後6~10年以内」が44.3%、「卒後3~5年」が31.9%。一方、「卒後2年以内」は3.4%と少ない。ある程度、自分一人で診療できる知識や技術を身に付けた上で、期間限定なら「医師不足地域で働く」...