カルテ活用、最大の課題はマイナンバー◆Vol.10
スペシャル企画 2013年8月9日 (金) 橋本佳子（m3.com編集長）
ITが変わる、医師が変わる 第2部：カルテ活用が改革のカギ Vol.1◆カルテ共有で医師淘汰時代に Vol.2◆「MYカルテ」、宮城で実現 Vol.3◆柏プロジェクト、東大の支援で Vol.4◆進化続ける「あじさいネット」 Vol.5◆「命のMICカード」独自開発 Vol.6◆スマホでアレルギー管理 Vol.7◆「1国民、1カルテ」が改革の要 Vol.8◆820万人分の患者DB構築 Vol.9◆レセデータで人工透析減らせ！ Vol.10◆最大の課題はマイナンバー 特集ページはこちら 〉〉 2025年、患者や他の医療機関との間で、「カルテなどの情報をネットで共有する」仕組みは果たしてどこまで普及するか――。 m3.com医師会員に、「ITが変わる、医師が変わる」をテーマに、2025年の未来予測をしてもらったところ、ネットを介した診療情報の共有について、「大半の施設で普及」「半数程度の施設で普及」を併せると、半数近くに上った（『「患者にネットで情報提供あり」15％』を参照）。現時点での普及は、1、2割にとどまることを考えると、今後10年強で共有が進むと考える医師が多いことが分かる（調査は、...