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“大学離れ”進む、研修医は過去最低に

レポート 2013年8月20日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は8月20日、2013年4月開始の臨床研修医の採用実績を公表、大学病院の採用実績の割合は42.9%で、2004年度の新制度開始以来、最低になったことが明らかになった(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 研修医の都市部への集中が指摘されているが、現実には6都府県(東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、福岡県)の採用実績の割合も45.5%で、2004年度の新制度開始以来、最低になっている。 2013年度から臨床研修を開始したのは、計7674人。大学病院の採用実績の割合は、2003年度は72.5%だったが、2004年度の新制度でマッチング制度が導入され、55.8%まで一気に低下。以降、低下傾向が続き、2011年度45.0%、2012年度44.4%だったが、2013年度はさらに低下し、42.9%に。 大学病院(本院および分院)の内訳を見ると、2012年度より採用人数が増加したのは51病院(43.6%)、採用人数が減少したのは55病院(47.0%)、昨年度と採用人数が同じだったのは8病院(6.8%)、2013年度から募集開始が3病院(2.6%)。 都道府県別では、2012年度比...