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チーム医療のキーパーソンは看護師◆Vol.55

レポート 2013年8月27日 (火)  島田 昇(m3.com編集部)

厚生労働省は8月26日、「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」(座長:有賀徹・昭和大学病院院長)の第34回会議を開催した(資料は、厚労省のホームページに掲載)。厚労省が法制化の準備を進めている看護師が行う難易度の高い診療の補助行為「特定行為」の研修方法を議論。厚労省が指定する研修の基本理念について、「『チーム医療のキーパーソン』として看護師が高度な臨床実践能力を発揮し、継続的な自己研さんの基盤の構築」と提案するなど、研修方法を決める上での論点と具体案が示された。 厚労省は特定行為の研修制度を創設するため、保健師助産師看護師法(保助看法)改正の準備を進めている。これと並行して、特定行為の研修方法と特定行為の分類について近く報告書をまとめる方針だ。 想定受講者は「3~5年の実務経験者」 特定行為の研修方法は、北海道大学大学院医学研究科・医学部医学教育推進センター教授の大滝純司氏が中心に案をまとめた。基本理念の案については、「医療安全の言葉を入れた方がいい」(星総合病院理事長の星北斗氏)などの指摘はあったが、大きな反対意見はなく、基本理念を設け、大滝氏の案について大筋で委員...