1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 診療所の「時間外対応」進む、加算届出25%増

診療所の「時間外対応」進む、加算届出25%増

レポート 2013年9月6日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)の9月4日の会議で、2012年7月1日現在の主な施設基準の届出状況が公表された(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 2012年度診療報酬改定で変更された「時間外対応加算」の算定施設は2万4870施設で、従来の「地域貢献加算」の1万9924施設(2011年7月現在)から、約25%の大幅増加。同改定の重点課題の一つが、病院勤務等の負担軽減で、その一環として「地域貢献加算」(3点)を見直し、3区分の「時間外対応加算」(体制に応じ5点、3点、1点)が新設された。輪番制でも対応できるなど、きめ細かく評価したことが届出増につながったようだ。 病院勤務等の負担軽減の関連では、救急関連の点数の見直しも特徴。救急患者の円滑な転院のために要件が見直された、「救急搬送患者地域連携紹介加算」(2011年544施設→2012年2474施設)と「救急搬送患者地域連携受入加算」(同2030施設→4750施設)がいずれも大幅増になっている。 「医師事務補助体制加算」についても、医療クラークの配置をきめ細かく評価され、2011年の1884施設から、20...