基本的な事柄は人生をつくる
オピニオン
2013年9月12日 (木)
吉岡秀人(ジャパンハート代表)
今カンボジアにいて、短期参加者たちを朝から怒った。「おはようございます」の挨拶もできない。こちらからしても、返事をしているのかしていないのかわからない。こっちには全く聞こえないので、無視しているのと同じなわけだ。礼儀正しかったかつての日本人は幻となった。 カンボジア人は、ちゃんと挨拶をしてくる。しかもスタッフたちは日本語で丁寧にしてくれる。この差は、なんだと思う。 挨拶をしろ!!と怒れば今やパワハラだ!とやられるに決まっている。しかし、企業は大体挨拶もできない人間は採用などしない。はじめからアウト!上司もパワハラをすることもない、かもしれない。 しかし、ここでは言わせてもらう。挨拶しなさい!できなければ帰りなさい。 ここへ短期でくる人間は数日しかいない。ここはカンボジア社会であり、そしてジャパンハートの団体の活動の中だ。彼らははじめ異物であり、部外者だ。この社会に、この組織に受け入れてもらわなければならないはずだ。だからこそ、自分からカンボジア社会やジャパンハートのここのスタッフたちに受け入れてもらう努力をしなければいけない。自ら挨拶をし、自ら笑いかけ、自ら前に出て自分の存在をアピール...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。