健康・医療は9項目が検討対象に
レポート
2013年9月12日 (木)
島田 昇(m3.com編集部)
政府の規制改革会議(議長:岡素之・住友商事相談役)は9月12日、「健康・医療」など成長産業5分野の各作業班が今後議論する検討項目を決定した。「健康・医療」は、「医療機関の業務範囲や役員の要件見直し」など9項目。 「項目の差し替え・追加あり得る」 具体的には、(1)医療機関の業務範囲や役員の要件などの見直し、(2)最適な地域医療の実現に向けた医療提供体制の構築、(3)在宅医療・在宅介護の推進、(4)レセプト帳票の見直しなど分析可能なデータの整備、(5)保険者による医療機関の直接審査を推進、(6)支払基金と国保連の役割分担の見直し、(7)医師や看護師などの役割分担の見直しや人材の確保、(8)医薬品・医療機器にかかわる治験前臨床試験の有効活用、(9)セルフケア領域に適する医療用検査薬などの見直し、の計9つ。(1)から(6)までは今年内に、(7)から(9)は2014年6月までに意見を取りまとめる。 「健康・医療」で最重要課題と位置付けている「保険診療と保険外診療の併用療養制度」については、作業班ではなく本会議で検討する(詳細は『医療革新で貿易赤字2兆円解消を』を参照)。一方、本会議や作業班では...
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