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「地位より収入」が9割弱◆Vol.6

医師調査 2013年9月18日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

Q5では、究極の選択として、「年収1000万円の大学教授」と「年収2000万円の第一線の臨床医」のどちらを選ぶかを聞いた(調査概要は、『4割弱が「65歳までに引退」◆Vol.1』を参照)。あらかじめm3.com医師会員から質問を募集した調査では、「優先すべきは、地位かお金か聞きたい」との意見があり、より具体的な選択肢を2つ準備して、どちらかを選んでもらった。 Q.5 収入と地位。どちらを取るか? 結果を見ると、「年収1000万円の大学教授」が13.4%、「年収2000万円の第一線の臨床医」が86.6%となり、「2000万円の臨床医」の方が6倍以上多い結果となった。各種制度改革が相次ぎ、医療を取り巻く環境が大きく変化する中、現実的な判断をした会員が多かったとみられる。 勤務医と開業医を比較すると、開業医の方が勤務医より「1000万円の大学教授」を選んだ会員が2ポイント弱多かったが、大きな差はなかった。回答数は10と少なかったものの、基礎研究者は、「1000万円の大学教授」と「1000万円の大学教授」が同数となった。 年齢とクロスさせた集計では、回答数の少ない20代を除くと、年齢が上がると...