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DPC、「持参薬」入院にメス入る?

レポート 2013年9月25日 (水)  島田 昇(m3.com編集部)

9月25日に開催された中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)で、次期診療報酬改定に向けて、DPC病院などを対象に、ヒアリング調査と「病院指標の作成と公開」に関する調査の実施を了承した(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 ヒアリング調査を実施するのは、包括評価のDPC病院において、入院中に使う多くの薬剤を外来処方し、患者に持参させている医療機関があるとみられることが背景の1つ。そのほか、DPCの救急医療指数の評価対象症例の選定などに使用される様式1の「救急医療入院」について、「あり」と入力する割合が非常に高い医療機関があるとの指摘も、厚労省は問題視している。後発医薬品の使用割合による評価指標の導入に向けた意識調査を実施したいとの考えもある。 ヒアリング調査の対象は、(1)入院中の内服薬の使用割合が平均と比較して高い医療機関と低い医療機関、(2)入院患者に占める様式1の「救急医療入院」の割合が平均と比較して高い医療機関と低い医療機関、(3)後発医薬品の使用割合が平均と比較して高い医療機関と低い医療機関、の3条件いずれかに該当する全国のDPC対象病院と準備病院。...