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医療の国への貢献「今後ない」が5割弱◆Vol.12

医師調査 2013年9月27日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

Q11では、高齢化や人口減少などの不安材料がある中、「未来の日本に、医療が貢献できることがあるか」を、2 択で聞き、具体的内容も自由回答で聞いた(調査概要は、『4割弱が「65歳までに引退」◆Vol.1』を参照)。あらかじめm3.com医師会員から質問を募集した調査では、会員から「少子化による国力の衰退やソブリンリスクの上昇など、国の存続そのものを揺るがす問題に対して、医療は何ができるのか。何もできないと割り切るべきかを聞きたい」とする声があった。 Q.11 未来の日本に医療が貢献できることは? 結果を見ると、「ある」とした会員が54.4%、「ない」が45.6%となった。やや意見が分かれたものの、半数以上の医師が、日本の将来への医療の貢献が「可能」との認識だった。開業医と勤務医を比べると、「ある」とした会員の割合が、開業医の方が2.5ポイント高かったが、大きな差はなかった。 年齢とのクロス集計を見ると、回答数の少なかった20代を除くと、「ある」とした回答が60代以上で60.8%に上ったのに対し、30では48.2%となり半数を割る結果となった。年代が下がるにつれて、「貢献できる」との回答が...