薬剤師、在宅での調剤業務見直しへ◆Vol.57
レポート
2013年9月26日 (木)
島田 昇(m3.com編集部)
厚生労働省は9月26日、医師、看護師以外の医療関係職種の業務範囲の見直しなどについて検討する「チーム医療推進方策検討ワーキンググループ」(座長:山口徹・虎の門病院院長)の第13回会議を開催した。 チーム医療におけるコメディカルの業務範囲の見直しについては、日本薬剤師会と18の医療系職能団体から成る「チーム医療推進協議会」から要望が出ていた(『コメディカルの業務拡大に慎重論続出』を参照)。今回、前回までの会議で見直しが考慮されるべきと判断され、法改正の必要がある薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師の3資格について検討。診療放射線技師について、一部委員から反対する意見があったものの、3資格の業務範囲見直しは大筋で了承された。 在宅医療の需要増加に対応 薬剤師の業務で見直すのは、在宅での調剤業務と薬剤使用の患者への実技指導。今後、在宅医療の需要が高まると考えられているためだ。在宅においては、患者の残薬を確認した場合、医師に疑義照会を行った上で調剤量の変更が行うことができるようにする。緊急時に患家で調剤を行わざるを得ない状況下では、薬剤師が行う調剤が許容されることを通知などで明確化する。 薬剤...
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