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スイス・ノバルティス社長が謝罪、厚労相に(2013/9/27 訂正)

レポート 2013年9月27日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

降圧剤「バルサルタン」の臨床研究をめぐる問題で、日本での販売元のノバルティスファーマ社の本社スイスのノバルティスファーマ社のデビッド・エプスタイン社長が9月26日、厚生労働省を訪れ、田村憲久大臣と面談し、「混乱と心配をかけ遺憾。スイスの役員を代表しておわびする」と話した。 非公開で行われた面談後、エプスタイン氏は、記者の取材に対し、真相究明等について、厚労省にできる限り協力する意向も示し、「(結論が出た後に)必要な行動を取る。制裁も視野に入れる」と話した。ただし、「制裁」の具体的内容は、明言しなかった。 スイス・ノバルティスファーマ社のデビッド・エプスタイン社長は、厚労省による真相究明に協力する考えも示した。 今回の面談は、厚労省から、同社に要請し、エプスタイン氏の来日に合わせて実現した。面談の中で、田村大臣は、バルサルタンに関係した医師主導臨床研究で、不適切な取り扱いがあり、医師の処方に影響を与えた可能性を伝えた。さらに、日本で医療関連の技術革新を進めていることを伝え、現状認識と対応を聞いた。エプスタイン氏は、論文のデータ解析等への関与が疑われているノバルティスファーマ社の元社員につ...