1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 東大、医科歯科大の2強続く、臨床研修マッチング

東大、医科歯科大の2強続く、臨床研修マッチング

レポート 2013年9月28日 (土)  池田宏之(m3.com編集部)

2013年度医師臨床研修マッチングの「中間公表」の結果が9月27日に公表された。全国79の大学病院本院を「1位希望」として登録した人数でランキングすると、1位東京大学、2位東京医科歯科大学という結果となった。昨年と1位と2位が入れ替わったものの、2008年以来、東大と東京医科歯科大は、1位と2位の独占状態が続いている(『東京医科歯科大、再び1位、東北勢低迷 』を参照)。 定員数に対するマッチ者数の割合で、100%を超えたのは東邦大学のみ。2012年度の中間公表で、100%を超えたのは4大学あったことを考えると、大学の人気低下傾向が伺える。定員数に対しするマッチ者数の割合が50%を切った大学も、2012年度の29大学から、35大学に増加した。今回のマッチングは、2014年4月からの臨床研修先を決めるために実施される。 2012年度10位で、2013年度3位となった、和歌山県立医科大学では、2008年度より、「県民医療枠」で定員を前年度から25人増やし、うち22人が2014年度から同県内で臨床研修を実施する予定であるため、ランク上昇に寄与した可能性が高い。「地域枠」制度は、地方自治体で実施...