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“厚労省案”の法制化、第2次医療崩壊を招く - 満岡渉・諫早医師会副会長に聞く

インタビュー 2013年10月3日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医療法人協会主催で、去る9月21日に開催された“医療事故調”に関するシンポジウムでフロアから発言した、諫早医師会副会長の満岡渉氏は、長崎県医師会主催のシンポジウムで9月に、日本医師会常任理事の高杉敬久氏と、医療事故調をめぐって、論戦を展開したことを明らかにした(『厚労省“事故調”案、議論の余地大、医法協シンポ』を参照)。“医療事故調”の議論で、極めて重要なポイントである、医療事故調査の報告書を患者側に渡すか否かが論点だったという。 “医療事故調”の論客の一人、満岡氏に、さまざまな“医療事故調”案を整理、分析していただくとともに、高杉氏との議論の中身を語ってもらった(2013年9月29日に電話インタビュー)。 ――長崎県医師会で日医の高杉常任理事の講演会を開かれたとお聞きしました。 はい。9月8日に高杉先生をお招きして、県医師会主催で、「医療事故調査制度に関する講演会」を開催しました。高杉先生には今年5月に厚労省の検討部会が取りまとめた「医療事故に係る調査の仕組み等に関する基本的なあり方」に賛成する立場からご講演いただき、私が「基本的なあり方」に反対する立場からお話ししました(厚労省...