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香芝病院の指定取消前提に、“後継”病床決定

レポート 2013年10月2日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

奈良県香芝市の東朋香芝病院(288床)の保険医療機関の指定取消処分が決まったものの、同病院を経営する医療法人「気象会」(大阪市)が処分の執行停止を求め、大阪地裁が一時的に執行停止を決めている問題で、奈良県は9月30日、県医療審議会で、香芝病院が立地する同県中和医療圏域の医療計画における、別の社会医療法人の病院建設計画に、47床を追加する案を示し、了承を得た。近く正式に決定する。 大阪地裁の決定で、10月1日に予定されていた取消処分の執行停止が決まり、東朋香芝病院の診療が続いており、執行停止期間も「(通常は2年かかるとされる)1審の判決から60日後まで」と長期となる見込み。ただ、同課は「地域から病床が消える可能性は変わっていない」として募集を続けてきた。残りの241床についても、「時期は未定だが、今後、追加公募する」としている。 同県地域医療連携課によると、了承されたのは、奈良県橿原市の社会医療法人平成記念病院が、橿原市内に2014年6月開院予定の「平成まほろば病院」の病床を、当初64床の予定から、47床増やし、111床とする計画。同県が重視したのは、(1)計画の実現性、(2)年間100...