「日本医療安全調査機構こそ、第三者機関」
レポート
2013年10月3日 (木)
橋本佳子(m3.com編集長)
日本医療安全調査機構の運営委員会(座長:樋口範雄・東京大学法学部教授)が10月3日開催され、同委員会の下に設置された「医療安全に関する第三者機関設置に係る推進委員会」は2014年早々にも報告書をまとめる方針であることが説明された。 「推進委員会」は、日本医療安全調査機構および厚生労働省の“医療事故調”案を踏まえ、同機構として医療事故調査に関する第三者機関の在り方を検討する目的で設置された。9月12日に第1回会議が開かれ、10月、11月、2014年1月の開催が予定されている。 日本医療安全調査機構中央事務局長で、推進委員会委員長の木村壮介氏は、「厚労省は、今秋の臨時国会での“医療事故調”の法案化を目指していたが、いろいろな政治状況から少し延びている。11月の(社会保障審議会の)医療部会で取りまとめ、来年2月から4月辺りの通常国会への提出が予定されている。来年早々に、推進委員会として報告書をまとめて、厚労省など関係機関に提出する予定。推進委員会が出す結論が、“医療事故調”の法案やガイドラインに反映されると考えて取り組んでいきたい」と説明した。 樋口氏も、厚労省の「医療事故に係る調査の仕組み...
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