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一般名処方、後発医薬品選択は6割強

レポート 2013年10月9日 (水)  島田 昇(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会の診療報酬改定結果検証部会(部会長:牛丸聡・早稲田大学政治経済学術院教授)は10月9日の会議で、2012年度診療報酬改定の結果検証に係る2012年度の特別調査報告を取りまとめた(資料は、厚労省のホームページに掲載)。後発医薬品の使用促進を目指した一般名処方加算などで、後発医薬品の使用が進んでいる実態が明らかになった。 調査に回答した404の薬局で取り扱った処方せんに記載された医薬品の品目数(21万2391品目)のうち、「一般名で処方された品目数」は14.7%にとどまったものの、うち61.9%は後発医薬品を選択していた(調査期間は2012年9月9日から9月15日)。「後発医薬品名で処方された医薬品目数」(全体の14.8%)を合わせると、処方された後発医薬品は全体の23.9%となっており、「一般名処方による後発医薬品の使用促進効果はあったと考えられる」と結論付けた。2012年度診療報酬改定では、一般名による処方せんの交付1回に付き2点を加算することとしている。 先発医薬品を後発医薬品へ変更して調剤する動きが増加していることも確認された。457の薬局が取り扱った処方せん...