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「感染制御チーム」届出施設の8割以上が設置

レポート 2013年10月10日 (木)  島田 昇(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会の診療報酬改定結果検証部会(部会長:牛丸聡・早稲田大学政治経済学術院教授)が10月9日に取りまとめた2012年度診療報酬改定の結果検証に係る2012年度の特別調査報告によると、改定を機に院内感染防止策が進展していることが分かった(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 医療安全対策加算とは別の評価体系に改め、2012年度改定で新設した感染防止対策加算(加算1、300床未満の一般病棟は加算2)について、加算の届出をした施設の8割以上が「医療安全管理部門とは別に、専門の感染制御チームを設置」としており、導入した施設は感染症者数が減少傾向にあることが明らかになった。 調査結果によると、専門の感染制御チームを設置しているのは「加算1」の届出施設で93.3%、「加算2」の届出施設で82.2%(届出施設の総数は全体の87.4%となる375施設)。感染制御チームを設置している351施設のうち、設置時期は「2012年」が33.8%で最も多く、次いで「1999年以降」15.1%、「2007年」8.5%などの順であることから、改定が感染制御チームの設置を促したと見られる。 感染制御チ...