モーツァルトは毒殺されたのか?
オピニオン
2013年10月16日 (水)
倉原優(呼吸器内科医)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756年~1791年)は、世界中で胎児教育にもしばしば使用されるくらい有名な作曲家です。ハイドンやベートーヴェンと並んでウィーン古典派三大巨匠の一人とされています。ベートーヴェンはどちらかというと近代寄りの作風なので、ひとくくりにすると違和感を感じますが。モーツァルトは神聖ローマ帝国皇室宮廷室内作曲家、神聖ローマ帝国皇室クラヴィーア教師、ヴェローナのアカデミア・フィラルモニカ名誉楽長などを務めました。 個人的にはモーツァルトの曲は、近代・ロマン派と比べてあまりメロディアスな曲風ではないため、そこまで好きというわけではありません。ただ、ピアノ協奏曲の完成度はいずれも高いと思っています。 モーツァルトのレクイエムは、彼の死によってその作曲が中断されました。 モーツァルトの死因については驚くほどの説があり、いまだに不明です。Wikipediaによれば「―――症状としては全身の浮腫と高熱であったという。ウィーン市の公式記録では急性粟粒疹熱とされる。実際の死因はリウマチ熱であったと考えられている」と記載されています。 Baroni CD. The pa...
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