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DPC、「3日以内再入院」に再びメス

レポート 2013年10月17日 (木)  島田 昇(m3.com編集部)

10月16日の開催の中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)で、次期診療報酬改定に向けてDPC制度(DPC/PDPS)の見直しを議論しているDPC評価分科会(分科会長:小山信彌・東邦大学医学部特任教授)が中間報告し、大筋で了承された(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 中間報告では、退院後3日以内で再入院になった場合の算定ルール見直しの検討などを明記。退院後3日以内の再入院について、適切なコーディングがされていない懸念があるためで、2008年度の診療報酬改定時にも問題視された3日以内再入院に、再びメスが入る見通しだ。 3日以内再入院は現在、入院の契機となった傷病名に基づいて評価しているが、その妥当性が問題視されている。さらには「3日」という日数設定についても、検討が必要とされている。その根拠となる2012年度に全DPC対象病院を対象に実施した調査結果によると、最初の入院時の「医療資源を最も投入した傷病名」と、再入院時の「入院の契機となった傷病名」の一致しない症例の件数とその率が、1日目は1072件で56.7%、2日目は1307件で57.0%、3日目は14...