成果は「勤務医のモチベーションアップ」
レポート
2013年10月23日 (水)
橋本佳子(m3.com編集長)
10月23日の中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)で、この26日に任期を終える委員の全国医学部長病院長会議相談役の嘉山孝正氏、全日本病院協会会長の西澤寛俊氏、専門委員の日本診療放射線技師会理事の北村善明氏が挨拶した(『中医協委員の嘉山氏交代へ、後任は中川日医副会長』を参照)。 2期4年間委員を務めた嘉山氏は、ドクターフィーの評価や勤務医の環境改善を日ごろから訴えてきたことを踏まえ、いまだ勤務医の労働環境の改善には至っていないものの、「診療報酬で手当をしたことにより、勤務医のモチベーションは上がった」とコメント。今後の中医協には、現場の現状を把握するとともに、エビデンスに基づく議論を期待した。 西澤氏は、3期6年間を振り返り、印象に残った点数として、技術料や医師事務作業補助者、7対1入院基本料の看護補助者の評価を挙げた上で、再三にわたり、中医協の基本問題小委員会の設置を求めてきた経緯を踏まえ、将来の改定につなげるために、今後の基本診療料の議論に期待を込めた。 2期4年間専門委員を務めた北村氏は、自身が顧問を務める「チーム医療推進協議会」の立場で、「コメディカル...
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