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医学部新設、「白紙」と成田市長

レポート 2013年10月24日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

医学部新設への布石として、国際医療福祉大学(栃木県大田原市)の大学誘致計画を進める千葉県成田市は10月23日、2度目となる住民説明会を開いた(『国際医療福祉大、成田市で開校へ』を参照)。 同市の小泉一成市長や担当者らが出席し、医学部新設の可能性に言及したが、政府が10月18日に公表した国家戦略特区の検討方針で、医学部新設について「検討」との表現にとどまったことについて、同市の担当者はm3.comの取材に対して、「(医学部新設は)後退した。残念」と話した(『医学部新設「検討」にとどまる、国家戦略特区』を参照)。小泉氏も、市民の質問に対し、「(医学部は)あってほしいが、白紙と言っても過言でない」とする場面も見られた。 「医学部新設が最終目標であることは変わらない」(同市担当者)として、可能性を探り続ける方針だが、同市は医学部新設と関係なく、現在計画している2016年4月に看護学部と保健医療学部の2学部、計5科の大学の開校は実現したい意向。 千葉県成田市の小泉一成市長は、医学部新設を希望していることは述べたが、「白紙と言っても過言ではない」と話した。 成田空港に「地の利ある」 この日の住民説...