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大学で研修、過去最低を更新、2013年度マッチング最終結果

レポート 2013年10月25日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

10月24日に公表された2013年度医師臨床研修マッチングの最終結果によると、大学病院に研修先が決まったのは全体の45.2%で、過去最低を更新した2012年度の45.6%をさらに下回った(昨年の結果は、『大学人気、もはや回復せず、2012年度マッチング最終結果 』、『充足率7割未満が半数超える、2012年度マッチング 』を参照)。これ対し、市中病院に研修先が決まった人は54.8%だった。 2004年度の臨床研修の必修化前、大学病院での研修者は約7割だった。マッチング初年度の 2003年度(研修開始時期は2004年4月)は58.8%と1割近く低下。それ以降、2004年度52.7%、2005年度48.3%、2006年度 48.8%、2007年度49.1%、2008年度49.1%、2009年度49.7%、2010年度47.9%、2011年度47.1%で、2012年度45.6%。低下傾向に歯止めがかからない状況。 募集定員に対するマッチ者数の割合である「定員充足率」を都道府県別に見ると、90%を超えたのは、計3府県、80%台12都府県、70%台7県、60%台8道県、50%台15県、50%未満が...