東大、5年ぶりに定員満たす、6大学がマッチ率100％

2013年度医師臨床研修マッチングの最終結果を79の大学病院本院別に見ると、定員充足率が80％以上の大学は2012年度の33大学から38大学に増える一方、 70％に満たない大学が40大学から32大学に減少し、大学人気の低下が続く中、大学病院希望のマッチング参加者は、前年度より希望が通りやすくなったと言える（『大学で研修、過去最低を更新、2013年度マッチング最終結果 』参照）。東京大学は5年ぶりに、定員を充足した。 東京大を含め、募集定員を充足したのは、6大学で、昨年より1大学減少。6つの大学病院本院は、いずれも東京都と大阪府に所在している。2010年度から2012年度まで3年間、充足率100％が続いていた京都府立医科大学は90.6％で、降圧剤論文問題が影響した可能性もある。ただ、同じ問題に揺れる東京慈恵会医科大学は3年連続で定員を満たした。 充足率は、90％台は18大学（2012年度18大学）で、以下、80％台14大学（同8大学）、70％ 台9大学（同6大学）、60％台9大学（同19大学）、50％台12大学（同9大学）、50％未満11大学（同12大学）。60％未満の大学は2大学増加し...