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看護師の業務範囲拡大、具体案を了承◆Vol.60

レポート 2013年10月30日 (水)  島田 昇(m3.com編集部)

厚生労働省の「チーム医療推進会議」(座長:永井良三・自治医科大学学長)は10月29日、第20回会議を開催した。 看護師のほか、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師の3資格の業務範囲見直しが提示され、大筋で了承された。近く、社会保障審議会医療部会に報告し、議論した上で、来年の通常国会に関連法案が提出される見通し。 チーム医療推進会議は今年3月、看護師の業務範囲を拡大し、難易度の高い診療の補助行為である「特定行為」を行うための研修制度の創設を了承したことを受け、「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」(座長:有賀徹・昭和大学病院院長)にその具体的な内容と、看護師以外の医療関係職種で業務範囲の見直しが必要かを検討するよう指示していた(『看護師の業務拡大、研修制度を創設へ』を参照)。「チーム医療推進方策検討ワーキンググループ」(座長:山口徹・虎の門病院院長)でも、看護師以外の職種の業務範囲の検討を進めていた。 「キーパーソンはナースではなくドクター」 「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」は、全ての特定行為に共通する知識や技能を必須科目とし、41の特定行為を1...