中医協、委員交代に伴う新体制でスタート

中央社会保険医療協議会総会（会長：森田朗・学習院大学法学部教授）が10月30日に開催され、任期満了の委員が交代し、新委員による総会がスタートした（資料は、厚生労働省のホームページに掲載）。 新たに2号側（診療側）委員になったのは、日本医師会副会長の中川俊男氏と、日本精神科病院協会副会長の長瀬輝諠氏。それぞれ全国医学部長病院長会議相談役の嘉山孝正氏、全日本病院協会会長の西澤寛俊氏の後任（『成果は「勤務医のモチベーションアップ」』を参照）。 新たに2号側（診療側）になった、日本医師会副会長の中川俊男氏（左）。 30日の総会では、厚労省が中医協総会の下部組織である、診療報酬基本問題小委員会の今後の在り方を提案、了承された。2014年度診療報酬改定に向けた議論では、2012年度改定と同様、総会で議論を行う。2014年度改定以降は、総会に先立ち、基本問題小委員会で論点整理を行い、あらかじめ意見調整を行う。検討事項は、次々回の改定に向けた課題と、中長期的な課題の2点。委員は、支払側委員5人、診療側委員5人、公益委員6人、専門委員1人と、総会（支払側委員7人、診療側委員7人、公益委員6人、専門委員1...