コーポレート・ガバナンスの考えを導入 - 石田忠正・前がん研究会常任理事に聞く◆Vol.3
インタビュー
2013年11月12日 (火)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長
――2012年4月に第1回、2013年5月に第2回の「全体発表会」を開催しています。 改革に当たり、最初は職場の点検から始めました(表4)。その後に「完成後のイメージ造り」をすることも重要で、何かをやるには苦労を伴うからです。でき上がった時のすばらしいイメージがないと、人はなかなか動かない。その上で、解決策、ロードマップを作った。2012年4月の第1回の「全体発表会」でやったのは、ここまでです。 ボトムアップとトップダウン、並行して進めるのが、改革の要諦だという。 今年の第2回の「全体発表会」では、その後のステップとして、実行した結果を確認した。「できた」と言っても、何がどれだけできたのか、きちんと定量化することが必要。「私はがんばった」と言っても、ダメ。どんな目標がどこまでできたのかが分からなければ、達成感も得られません。 さらに、結果を出しても、時間が経ち、人が変われば、また元の木阿弥になってしまう。そうならないために、「歯止め・標準化」を進めているかも重要。その次は、PDCAサイクルを回していくのと同じですが、それまでの半年あるいは1年実施してどうだったのか、反省することはないの...
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