眼科や産婦人科診療所、経営が改善
レポート
2013年11月8日 (金)
池田宏之(m3.com編集部)
11月6日の中医協で公表された医療経済実態調査の一般診療所(無床、医療法人立)の結果を診療科別に見ると、医業と介護の収益から費用を引いた「損益差額構成比」の比率が最も伸び、経営が改善した診療科は、眼科で、「損益差額構成比」が1.9ポイント増となった(2012年度7.5%、2011年度5.6%)となった(全体の結果は『病院は依然赤字、診療所は黒字維持』を参照)。最も悪化したのは、小児科で、2.3ポイント減(2012年度7.1%、2012年度9.4%)。全体では、0.4ポイント増(2011年度5.8%、2012年度6.2%)となり、若干改善した。 眼科に次いで伸びが大きかったのは、産婦人科が1.5ポイント増(2012年度8.3%、2011年度6.8%)、内科が1.1ポイント増(2012年度6.9%、2011年度5.8%)。 一方、小児科に次いで悪化したのは、外科が1.8ポイント減(2012年度2.8%、2011年度4.6%)、皮膚科が1.5ポイント減(2012年度7.0%、2011年度8.5%)。 損益差額構成比が伸びた診療科の要因を見ると、眼科は、費用が1.7%減となり、経営改善につなが...
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