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「終末期ガイドラインの活用なし」が半数◆Vol.1

医師調査 2013年11月8日 (金)  島田 昇(m3.com編集部)

m3.comは終末期医療の実態を探るために、終末期医療に携わっているm3.com医師会員を対象に、アンケートを実施した(実施日:2013年11月1日~11月2日)。回答者は、開業医、勤務医の計300人。質問内容は、終末期医療の基本的事項に関する質問、3つの終末期の場面を想定した質問、自由回答など。 Q.1 終末期医療で積極的に活用しているガイドラインがあれば、以下から選択してください(複数回答)。 終末期医療で積極的に活用しているガイドラインは、「特になし」が最も多く49.0%と約半数に上った(複数回答。ただし、「特になし」を選択した場合には、他は選択できず)。使用している医師の回答では、最も多かったのは、厚生労働省が2007年5月に作成した「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」だが、21.0%にとどまった。 続いて、日本医師会の「終末期医療に関するガイドライン」(2008年2月)が19.7%、日本救急医学会の「救急医療における終末期医療に関する提言(ガイドライン)」(2007年11月)が12.7%、日本老年医学会の「高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン 人工的水...